総合技術研究WG

総合技術研究WGニュースリリース

自治体と連携し、「地域コミュニティ」の安全をサポートしました。 [木質耐震シェルター 70K]

2022年9月16日
総合技術研究WG

2022年7月9日「らくらくハウス」(東京都世田谷区)オープン

縁につながれた耐震シェルターの設置

東急線の二子玉川駅周辺は再開発によっておしゃれな商業施設が増えた一方、駅のすぐ近くにも古くからの戸建て住宅街が残っています。その中の一軒が、〈地域共生のいえ〉として地域に開放されている「らくらくハウス」です。外見はごく一般的な昭和の民家の2 間つづきの和室に「木質耐震シェルター70K」を設置。一般財団法人世田谷トラストまちづくりの日々の活動と当団体の技術の連携により安心して活動できる「地域コミュニティ」の提供を可能にしました。

親子の安心を木のぬくもりで支える

2022 年7月9 日のオープニングセレモニーでは、利用団体の代表など約40 人の関係者がらくらくハウスに集まりました。保坂展人世田谷区長からのビデオレターに続き、当法人 代表理事 田鎖郁男は祝辞のなかで、「体育館をつくるのと同じ強さの木質フレームが、いざというときにみなさんを守ります」という説明に、参加した方々は皆、頷きながら耳を傾けていました。つながりや安らぎを求めてここに集まる親子にとって、木質耐震シェルターが存在する意義は心理的にも大きいことでしょう。木のぬくもり、そして頼もしい存在感は、言葉を超えて「ここは安心できる場所だよ」というメッセージを子どもたちに伝えていくのだと思います。