新耐震基準策定WG

新耐震基準策定WGニュースリリース

地震で人が死なない家づくりのために、「真の耐震基準」を社会に広める活動が2023年度グッドデザイン賞を受賞!

2023年10月18日
新耐震基準策定WG

一般社団法人耐震住宅100%実行委員会(代表理事:田鎖郁男)は、2014年の設立以来「地震で人が死なない家づくり」を理念とし、日本に安全・安心に住み続けられる家を、一棟でも多く増やしていくための社会活動に取り組んでまいりました。

この度、「真の耐震基準」の策定、それに伴う普及啓発活動が評価され、2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

<審査委員の評価>

住宅を建てたいという一般の方々の多くは「木造は弱い」というイメージを持っているという。鉄筋コンクリート造や鉄骨造といった素材に対する木材の印象の結果だと思うが、素材の特性を正しく理解して使用すれば、実は木造でも十分に耐震性能を高めることは可能だ。一方で、新築住宅を建てたいオーナーから「耐震性は大丈夫ですか?」という質問を受けることも多く、専門家として「耐震基準を守って設計するので…」と安易に考えてしまいがちでもある。

このプロジェクトは、専門家の拠り所となっている「耐震基準」への問いと科学的根拠をベースとした実践である。近年、発災頻度の上昇と大規模化とともに、2016年の熊本地震のような前震と本震がともに震度7を記録するといった、過去の経験値を超えた地震挙動も発生しており、常に最新の科学的データを重視し、木造住宅であっても、耐震基準を独自に見直し、それに基づいて構造計算を丁寧に進め、「自分の家にいることが一番安全で安心である」という日本社会をつくっていこうという取り組み姿勢には、大いに共感できる。


・「真の耐震基準」について
・新耐震基準策定WGレポート
 第1回【建築基準法を断捨離しよう!】
 第2回【倒壊する家・しない家?】
 第3回【構造計算しませんか!】