新耐震基準策定WG

新耐震基準策定WGレポート

真の耐震基準「TAISHIN100 Standards」(許容応力度計算+耐震等級3)の物件登録を進めています。

2024年12月26日
新耐震基準策定WG

真の耐震基準「TAISHIN100 Standards」
(許容応力度計算+耐震等級3)の物件登録を進めています。

TAISHIN100 Standards 基準策定

当法人では、日本の木造住宅の耐震性に関して、最新の事例や科学的な調査に基づく研究活動を行ってきました。その結果として、地震大国日本における真の安全をめざした独自基準「TAISHIN100 Standards」を策定するに至りました。今後は、この基準をより多くの皆様へ普及させていくために、様々な手法で啓発活動を進めていきます。


※耐震等級確認のために、品確法に基づく登録住宅性能評価機関により作成された、
対象建物の耐震等級を証明した書類が必要です。
「TAISHIN100 Standards」を策定した理由と方法

日本の住宅の耐震基準は、大きな地震・震災が起こる度に改定されてきました。しかし新たな地震・震災は、その想定をも超えてやってきます。2016 年4月14日に発生した熊本地震(前震、本震共に震度7)において被災された住宅には、充分な耐震性(耐震等級2)が担保されていたにも関わらず、倒壊してしまった事例が見受けられました。
当法人ではこの事象を解明するため、被災された実際の物件を構造計算し、壁量の妥当性を確認。併せてWallStatによる倒壊シミュレーションにて倒壊の有無を検証し、住宅の耐震性を定めた独自基準「TAISHIN 100 Standards」を策定しました。

許容応力度計算

耐震等級3

評価方法による耐震性の違い(熊本地震シミュレーション)
TAISHIN100 Standards 申請システム

TAISHIN100 Standards申請システムでは、その適合住宅に対して認定ラベルを発行するサービスを開始しました。
また、 TAISHIN100 Standards申請システムでは、認定審査するために「意匠関係図書」「構造関係図書」「省エネ関係図書」をご用意いただきますが、それら設計図書(2025年4月からの4号特例の改正により必要とされる)を無償でデータベースに保存いただけます。

登録済物件一覧、登録後は設計図書の保存場所としてもご利用可能です。
登録書のID/パスワードを発行します。施主様にお渡しください。

真の耐震基準を広めるための仕組み、TAISHIN100 Standards申請システムは
2023年 Good design賞を受賞しました。

真の耐震基準「TAISHIN100 Standards」